誠実かつ愛溢れる意欲作。ブリキ箱から発掘された物語のうちの1編

ホームズと生きた年代が重複する実在及び非実在人物はすべからく、その名探偵と対峙するのは自明の理であるが、今回それは李氏八極拳開祖李書文でありました。
この作品を翻案するにあたって、翻案者がどれほどの資料をかき集めたのかを考えると目眩がする思いです。
名探偵と著名人たちの関わりについては先人たちの翻案に任せるとして、李書文に関わる文書を選びだしたことについては「その人が居たか!」と膝をたたきました。
当時の世相や風俗なども事細かに描写しているのでうるさがたもニッコリなのではないでしょうか。

読めばわかります。

あと「バリツVS八極拳」の対戦カードというドリームマッチを見れるのはこの作品だけ!!!!

このレビューの作品

ホームズvs李書文

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