「『くっ、』で溜めて『殺せ!』で弾ける。この呼吸を忘れるな!」「……」
- ★★★ Excellent!!!
ネット検索すると2000年代後半には、はっきりした出典こそ分からないまでも、気高い女騎士の台詞として確立していた、この「くっ、殺せ!」
しかして、本作品の女騎士は――――
本来なら取るに足らない、それでも生活のあちこちでこのセリフを濫発、バリエーションが豊富過ぎて感心してしまいます。
そんな彼女を主人ともダメな姉とも何とも言えない、微妙な間柄、関係性をもつ年下の従者トット。
他の女騎士に可愛がられている(ウラヤマシイ)彼が女騎士に(形の上で)付き従う理由とは。
例の台詞がどう繰り出されるか楽しみで、つい読み進めてしまう一作。
番外編を読んでから、また一話から読んでみると――――
ちょっとだけ、女騎士の評価が変わるかも(期待値