小さなものへの視点、その再発見に溢れた作品。

「端っこがめくれた紙みたいな分銅がすき」
女の子にそんなふうに言ってもらえれば、分銅だって生まれた甲斐があります。
小さなものへの視点、その中にある価値(たとえば可愛さ)の発見、そんなことに溢れている文章だと思いました。

タイトルからすると、葉月先生はこれから恋をするらしい。
彼を射止めるのは、いったい、どんな女性なんだろう?
これは、どうしたって、否が応でも興味を持たざるを得ません。

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