レビューとしてはちょっと的外れだとは思いますが、これが一番印象に残ってしまったのだから仕方がない。「不思議と、外しても歪んだままだった」
西洋史とかクラシック音楽とかが好きな坂東武者。
そう思わせられる作品でした。
「意地を張らずに父親の経験をどんどん聞いて、どんどん学ぼう」と最近思っている僕の心に、この小説は寄り添ってくれました。
眼鏡だけじゃないですよね。服もスマホも家も。全部人間を拡張する臓器みたいなもんだと思います。つまり人間は臓器に取り囲まれている……
ただ生きるのではなく、人として生きることを考えさせてくれる作品。
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