メガネを臓器と捉えるセンス、素敵です。今までそんなふうに考えたことがなかったけれど、本当にメガネは臓器ですね。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
とある親子の関係を巧みに描いた傑作掌編。短い文章の中に、確かなドラマが存在します。
久しぶりに、こういう作品に出合えた。タイトルからは思いもよらない内容。作中の言葉が心に残る。面白い作品は多いけれど、いい作品と評価できる数少ない作品。なるほど、1位になるわけだ。
「意地を張らずに父親の経験をどんどん聞いて、どんどん学ぼう」と最近思っている僕の心に、この小説は寄り添ってくれました。
臓器が動いているだけが生きていることではない。読書ばかりの口数少ない父が言った言葉。親父の臓器を移植して、やっとわかった気がするよ。そんな思いが頭の中にすぅっと入ってくる素敵なお話。…続きを読む
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