メガネを臓器と捉えるセンス、素敵です。今までそんなふうに考えたことがなかったけれど、本当にメガネは臓器ですね。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
とある親子の関係を巧みに描いた傑作掌編。短い文章の中に、確かなドラマが存在します。
「意地を張らずに父親の経験をどんどん聞いて、どんどん学ぼう」と最近思っている僕の心に、この小説は寄り添ってくれました。
眼鏡だけじゃないですよね。服もスマホも家も。全部人間を拡張する臓器みたいなもんだと思います。つまり人間は臓器に取り囲まれている……
ただ生きるのではなく、人として生きることを考えさせてくれる作品。
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