カルブの祝詞 1

参考資料

『世界聖典全集.  前輯 第11巻』

 大正九年、出版。


 第一五三章 乙




 カルブが唱えている呪文(祝詞)の元ネタです。


 著作権切れでネット上で無料公開されていたのを拝借。

 古い書籍のページを写真に撮って掲載したものだったのでパソコンでのコピペはできず、読み方がわからない文字や、画数が多くてつぶれている文字も多数あり……

 画面上の文字を紙と鉛筆で書き写して、どこへ行くにもそのメモを持ち歩いて暇さえあれば解釈を考えて、今の形に仕上げるまでに一ヶ月近くかかりましたっ。


 何せ昔の本なので、古代エジプト語の研究がどこまで進んでいたのかも、その日本語訳がどこまで正確かも不明。

 さらに、昔の日本語を私ヤミヲミルメが現代語に訳した際にも少なからぬミスが生じている可能性が高いです。


「死者の書」に記されていたのは呪文のみで、エフェクトは全てヤミヲミルメの独自解釈です。

 古代エジプトに魔力ゲージや焦点光はたぶんなかったと思います。

 もとの呪文は非常に長い上に意味の不明な部分も多いので、作中では大幅にカットしています。



 作中で「ワレはその、もたげるものの名を知ることをなんじらは知るや!」としている部分は、実際は「我はたいの名を知ることを汝らは知る」でした。


 この「臺」というのは旧漢字の「台」なのですが、このままだとわけがわからず、調べたらこの字を「もたげる」の意味でも使うとわかったのでそれを採用したのですが……

 古代エジプト語の翻訳ではなく、大正時代の日本語の翻訳作業になっちゃってます、ハイ。

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