「塔門」

 塔門のシーンの元になっている祝詞の一部がこちらです。


「ホルス神は言う、今、汝を敬い奉る、ああ汝、静かなる心の第一塔門よ。

 我は我が道を作れり。

 我は汝を知る、また我は汝の名を知る、また我は汝を警衛する神の名を知る!

“高き壁を持てる戦慄の貴女、主なる貴女、破壊の主婦、旋風と荒天とを逐斥することばを整頓する者、途を行進する者を破壊より救う者”は汝の名なり。

 汝を警衛する神の名はネラウなり。

 我はラーの神が蒼穹おおぞらの東部を辞去する時、自ら己を洗う水にて己を洗えり。

 我は杉より作れるハアチ軟膏を己に塗れり、我はメンクの衣服にて己を装えり、しかして我は我がヘチ樹のしゃくを自ら携帯す」


〔塔門曰く〕

「しからば通過せよ、汝は清浄なり」



 他の塔門では「白麻の服」を着てたりするので、たぶんメンクも布の種類だと思うのですが、詳しいことは不明です。

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