不条理に押しつぶされる――――

生きていることを当たり前としている日常。
その中にいる人は数多く、そうでない人がいることを頭の片隅では解っていても、身近に感じる機会が少ないことの方が多いだろう。
生まれた瞬間からカウントダウンが始まっている事は平等だけれど、カウントダウンの数はけして平等ではない。
だから余計にガツンとくる。
こういう物語にガツンとやられて、出会えたことに感謝したくなる。

雪の朝、君が眠りにつく前に
物語はゼロになるまで続く――――