誰しも経験のある様な日常がRAYくんのマジックで、美しく仕上がった作品だと感じました。車の中の息遣いや、ストローの仕草、スピードメーターのデジタル感が心臓の鼓動の様に伝わりましたヨン♪
一瞬でその世界に吸い込んでしまう作者の描写のうまさに脱帽です。 デジタル数字と心拍数の加速が印象的。 今は存在しないその町へ心は旅をする。
車のスピードに乗って、すいすいと読み進めた先には、大人びた喪失感が待っています。読後感が何とも言えず……いい。
自然消滅した恋を思い出して思い出の地を訪ねて星になってしまった。切ないですね。
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