穿った事を書いてあるお話は好感が持てます。ですが故に、気になる所が、どうしても気になってしまいます。それは「本当に読む」という行為に対して本当に書いてあるのか、が上手く読み取れませんでした。なんてコレは自分が「本当に読めてない」結果なのかも。
最後のオチに、唸りました。うん、そうだよね。たしかに、そうだよね。私は、ちゃんと読めてるのか?これは運命的な出会い!と思えるほどの本に出会っても、その出会いを生かせるのか?なかなか難しいけれど、深いですね。
確かに、「この本読んで人生変わった」という話はよく聞きますね。“人生観”ならともかく“人生”まで変えてしまう本。それってなんかすごいですよね。実際、そういう本に出会ったのか、小説の中のA君、いや地球人全体がはまるで別人のようになっております。いやいやいくらなんでも変わり過ぎだろ、と思いつつ読み進めると――。 みなさん、本はちゃんと読みましょう。それは『カクヨム』でも同じであって、これは読まずに☆を投げている人への忠告とも読み取れますね(笑 よし、ちゃんと読むぞぉ!
何事も自分が・・・・・・そうですよね。
読み解けなかった人たちに問う
読んだ人は人生が変わる本。けれど、主人公の人生だけは変わらない。という謎の本。主人公と一緒になって、「何でだ? 何でなんだ?」と思いながら読みました。語りが上手いんですね。そしてラストは……たぶん一撃を喰らうんじゃないでしょうか。
まさにその通り。なぜ、変われないのかと悩む時間は勿体ない。どことなく、主人公は客観的に物語を読んでいるような気がしました。感情移入して、そのキャラになりきることも、変われる第一歩ではないかと……(個人的な意見です)。凝り固まった心を変えるって、難しいですね。こちらの話を読むと、書き手も読み手も考えさせられる。そんな説得力ある話だと思いました。
まぁ、つまり、そういうことなのでしょう。
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