素直に「素敵だ」と思える青春のお話

一言で言ってしまえば「スケートを愛する少年少女のお話」なんだけど、スケート、特にアイスダンスと言う種目を通して、彼らが悩んだり苦しんだりを乗り越えながら、周りの人たちの協力を得て、少しずつ成長していく過程を切り取ったストーリー。
そこには年相応の悩みがあったり、自分の実力に対するもどかしさがあったり、時には目標を見失ったりする、等身大の中学生の姿がある。
だから読んでいる方としてはとてももどかしく、ひたすら彼らに声援を送るしかないのだが…。
ぶっちゃけスポ根モノの部類ではあるのだろうが、徹底的に爽やかに書かれているところが好感が持てる。
素敵なお話でした!

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