……知識を持つ、ということについて考えさせられるお話。

情報化社会、なんて言われるようになってどれくらい経っただろうか。
差別や偏見は未だになくならない。
わかることが増える、情報が増える、というのは同時に、それに関する正確な知識が必要になる、ということでもあると思う。でないと、簡単にそれっぽいデマやただのイメージを真実だと思い込んでしまう。

SFとのことですが、決して未来の課題ではなく、こういったことは現在進行形で存在するものだと感じました。


なかなか難しいテーマだと思いますが、変に難解にするのではなく、読みやすくて共感しやすい作品にまとめ上げられています。
クオリティの高い、おもしろい作品でした。

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