侍と吸血鬼のハイブリッド・アクション!

もはや定番、鉄板ネタともいえる吸血鬼物、でも、サムライと掛け合わせるなんて見たことない!

吸血鬼物の定番ネタも投入しつつ、まさかの侍が吸血鬼という新機軸をうまく料理しながらも、お話がすいすいと無理なく進んでいきます。

物語も、謎解きをうまくからめながら、徐々に盛り上がっていく感じがいいです。

アクションシーンの臨場感も素晴らしくて、特に私は時間がゆっくりと進む異空間『しじまの時』の設定にしびれました。これは、書き手としてはすごくやりたいですね。発想がうらやましい。

若君のキャラクターなど、若い女性もすんなりと入っていけるように考えられていて、守備範囲の広さも想定されているなぁと感じました。

余韻の残るラストも素敵です。続編、いつになってもいいので、期待しています!

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