現代問題の闇とリアルな心の声を描く

タグには「のんびり」と書いてありますが、物語の端々にギャンブル依存症の夫を嘆く、ママの叫び声がリアルに伝わってきます。
これを、逆に比較的に読みやすく易しい文体で書かれているので、そのギャップがギャンブル依存の現代問題を風刺しているように思えます。
現代のちょっとした闇の部分を描く、伊藤愛夏氏の独特のワールドは健在さを保っています。
今後どのような展開になっていくのか楽しみです。

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