子ども時代独特の人間関係や心理描写が丁寧に描かれていて、とても面白く読みました。途中からどういうラストになるかハラハラしましたが、いい読後感でした。
古典作品の訳やオリジナル小説、現代語の古語訳などを書いています。 [Site] https://yamanekoya.net
冒頭からラストまで、ぐいぐい読まされました思春期の少女の抱える、自分対社会とのギャップそれを嘘という形で解決しようとした主人公は、嘘のために追い詰められてしまう葛藤のあげく謝っていい子ちゃんに…続きを読む
何の気なしについた嘘が、思いもよらぬ波及をして、気づいたときには大変な騒ぎになっている…。誰もが経験のある思い出ではないでしょうか。主人公すらも気づかぬその嘘の下の本心は…?
主人公の気持ちにのまれた。途中から胃がキリキリしそうだった。逃げてもいいことはあまりない。けど、逃げずにはいられない気持ちがひしひしと伝わってくる。逃げていることへの罪悪感も。積み重なるその気持ちが…続きを読む
最初は些細な嘘から始まり、やがてそれが大きくなって収集が付かなくなり、ふと我に返って気付く本音。嘘と建前が当たり前になった今だからこそ伝わる乙女心というものがありました。嘘を付かなければ良かったと…続きを読む
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