8000文字の中に魅力がギッシリと詰まる良作

舞台は近未来の葬儀屋。
それだけで言うと少し古臭いようにも感じるが、作者の言葉選びの丁寧さとセンスでオシャレさを演出している。

話の節々でその世界の中の死生観について触れているが、どちらの意見にも肯定出来る部分や否定出来る部分があり考えさせられる。

まだ、話数も少なく、見えてこない部分もあるが、ミステリー的な要素を伸ばして行って貰えたら相当面白い作品になると感じた。

また、話にはあまり関係のない部分の事だが、作中の言葉で分からない箇所が多々あり(誤字脱字ではない)話の冒頭や終わりに説明文があれば良心的。

まぁ、それを踏まえた上でもこの作品は面白い。

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