きっとありえた死と恋の音が遠ざかっていく

作者 冬野瞠

★★★ Excellent!!!

ストーリーの他にも楽しめる要素のある作品

 別の方のレビューでも触れられているように、この作品に登場する人物の年齢と性別がわかるはっきりとした描写は無い。

 だが、作者さんが選んだ語彙を丁寧になぞり、情景を想像すると、うっすらと見えてくる気がする。「たおやかな手」「同じ性」、私はこの二つの語彙から初雪と木蓮は双方女性なのではないかと推測している。
 
 明示されていないから、使用されている語彙から性別とおよその年齢を想像させられる。想像力を働かせつつ読むから、作品内に引き込まれ、二人の気持ちに自分を重ねてしまう。

 2000字程度の作品に、作者さんのスキルを感じた。
 よく考えられた作品だと感心しました。

フォロー機能を活用しよう

カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう!