幾子ばあちゃんの生き様に憧れる

70年で人生の「定年」を迎える。
少子高齢社会となった日本において、これから本当に起こりうるかもしれないテーマを扱った名作短編です。

作中の幾子ばあちゃんの生き様や名言は人生の教訓になります。
それだけでも読む価値充分。
元気で闊達で、毒舌だが寛容でもある幾子ばあちゃん。
そして「定年」を迎えるときには、皆が惜しんでくれるくらいのお人柄。
こんなおばあちゃんが近くにいてくれたらなと思うとともに、そんな愛される人間が強制的に人生の終止符を迫られる世界(これは現実化するかもしれない)を風刺した作品で、最後は余韻を残してくれます。

おすすめです。★3つでは足りないくらいです。

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