青空に降る雨みたいに、風変わりで優しい彼女(でも狐)。

 突然婚約を両親に告げられて困惑する主人公。
 お嫁さん候補は普段は白狐で、変身すると美女になる神様の子供イナリ。
 彼女だけでなく家族も、妖の一族の流れを汲んでいる。だのに取り立てて長所のない主人公。
 それでも結婚に向けて行動を開始する――――
 不器用ながら真摯に行動する主人公と、彼の友人たち、それに妙に所帯じみた八百万の神々に親近感がわきます。
 果たして主人公は、種族の違いを超えて結婚できるのか。

その他のおすすめレビュー

星村哲生さんの他のおすすめレビュー475