狐の嫁入り

作者 天生 諷

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★★★ Excellent!!!

キャラクターがすごく愛らしく、楽しい小説です。

主軸のラブストーリー&冒険譚に、からんでくる八百万の神々が見どころ(読みどころ)!

名前は知っているけれど、なじみがないような神様も、楽しいキャラクターになっており、神社に行きたくなってしまいます。あ、あのキャラ(というか神様)、こんなところにいたんだ……、みたいな。

★★★ Excellent!!!

 突然婚約を両親に告げられて困惑する主人公。
 お嫁さん候補は普段は白狐で、変身すると美女になる神様の子供イナリ。
 彼女だけでなく家族も、妖の一族の流れを汲んでいる。だのに取り立てて長所のない主人公。
 それでも結婚に向けて行動を開始する――――
 不器用ながら真摯に行動する主人公と、彼の友人たち、それに妙に所帯じみた八百万の神々に親近感がわきます。
 果たして主人公は、種族の違いを超えて結婚できるのか。

★★★ Excellent!!!

異類婚姻譚という、日本に古くから存在する民話、神話。

それを、現代、それもかなりリアルな中に、ほんのちょっとだけ垣間見えるけれどとんでもなくずれた形で表現してくれています。

モブな少年の心の中にある、モブだからこそ持つ等身大の優しさや弱さ、そして勇気。

記紀神話や古典の中にある神様達が、本当にどこかにいるのかな、なんて思わせてくれる作品です。

ご一読を!