イクトセイはやはり最強のコンビだった!

  • ★★★ Excellent!!!

いくととせいかは間違いなく最強で最高のコンビだった。
しかし、誰しもが性を意識する年齢を境に二人の関係性は、二人が望まない形に代わってしまった。
いや、変えられてしまったというのが正しいと思う。
二人は望まなかったのに、何故変わってしまったのだろうか?
そして、変わってしまったのに、僕は何故、いくととせいかが最強のコンビだと断言できるのか?

僕はこの作品に二つのポイントがあると考えた。
それは、「性で区分される」と、「郁人と聖花の純真さ」だ。

***

前者はよくある話だ。中学生の頃は、男性と女性に分けられることと、個人としてではなく、性で区分ことに違和感を覚えたものも多いのではないだろうか。
いくととせいかはこれに該当する。
性を意識することと、個人の性が何であるかは関係がないはずなのだが、混同して扱われるのはやはり精神的に幼いからかもしれない。
いくととせいかは、コミュニティの圧力とは別に、性が違うことによる引け目をなんとなく感じてしまったことにより、袂を分かつことになってしまう。

しかし、いくととせいかはあるきっかけにより、最強のコンビだったことがわかる。
何故かといえば、郁人と聖花は純真だからだ。
ある意味清らかで、自分に嘘をつけなかったのは大人になっても変わらなかった。
あの日のいくととせいかだったのだろうと思う。

いくととせいかが、何故最強のコンビなのか?
これは本編で、二人の想いを二人の言葉で明らかにされる。
誰もが認める、イクトセイの名シーンだと思うので、二人の成長を見守ってほしいと思う。

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イクトセイ