闇夜の訪問者、星海への小旅行
- ★★★ Excellent!!!
身も心も重くするような、着飾りもいらない、荷物もいらない。
軽やかな気持ち。
しなやかな足取り。
生き急ぐ現代社会の速度から外れた、息切れしないステップのテンポは、実に爽快感溢れるものだ。
生き物もとい生き方の違いからくる視野、そのスケール感の違いは、見上げる夜空さえ、ときに異なる美しさを映すのかもしれない。
2本の足で立つ我々では、辿り着けないその場所へ。
駆ける訪問者の招待。
そして、その正体。
さらりと優しく、ちくりと切ない、メルヘンファンタジーでした。