概要
悲しいときは——僕と夜空を駆けよう。
どっぷり落ち込んだ平凡なOLにすらりと手を差し伸べたのは、とっても不思議でとびきり綺麗な青年。
——これからどこ行くの!?
爽やかでちょっと切ない、夜のお散歩。
✳︎カクヨム甲子園《テーマ別》「きのう、失恋した」 参加作品です。
——これからどこ行くの!?
爽やかでちょっと切ない、夜のお散歩。
✳︎カクヨム甲子園《テーマ別》「きのう、失恋した」 参加作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心の容量を超えた時、彼は夜空に私を誘う。
今日は、主人公にとって、最悪な日だった。涙は止まらず、化粧はぐずぐず。それでも一人のアパートに帰る。そんな一人暮らしのアパートに、美少年が現れる。しかも、窓枠に座っている。動揺する主人公。そんな主人公の手を取って、彼は主人公を「外」の世界へと誘う。
夜空を駆けて、彼が主人公を誘った先にあるものは――。
人間の心には、誰だってキャパシティがある。それを越えた時には、きっと違う視点で見ることも必要だ。コンクリートの建物の中に閉じこもって、光に照らされているのではなく、その四角い建物の窓から見える光を見るとか。既成概念にとらわれず、透明な風の階段を上るとか。何百光年前に放たれた星の光…続きを読む