狩って食う、採って食らう。美食ハンター、野生する食材に遭う

野生の生き物、植物などを採って食べた記録です。
ただの食レポではなく、その食材を食べることになった経緯やその食材にまつわる知人とのやりとりがふんだんに記されていて物語として楽しめます。
主人公(著者さん)がたくましく失敗もほとんどないので安心して読み進められます。また、やや話が脱線することもあるのですが、その脱線した部分が面白いので、むしろ脱線しはじめるとワクワクしたりします。
そこら辺の楽しさは、司馬遼太郎の街道をゆくと同じ感覚でしょうか。
ひとつの食材あたりの文字数は少なくテンポ良く進んでいくので、次はどんな食材と遭遇するのか、ちょっとイジワルな好奇心も刺激されつつ一気に読んでしまいました。
続きを楽しみにしております。

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