悲しみの共有はできないまでも、周りに悲しい思いをさせないないために。

 まずはご主人のご冥福をお祈りいたします。
 あまりにも突然の、最愛の人との別離。読んでいるだけで、胸が痛くなりました。
 まして、一部始終を書き起こしていく作業、全てを克明に思い出していかなければならない辛さ。一個人ではその心中は察するに余りあります。
 だからこそ、この作品は多くの人に読まれるべきだと思います。
 いつ自分が被害者に、だけでなく加害者になるかもしれません。
 絶えずそのことに留意していかなければ。

 癒えていない生傷を自ら傷つけ直すような文章を書いてくれた、作者さんの決意を無駄にする、そう思います。

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