簡単に死を選ぶものか

生死観は人それぞれだと思いますが、この作品に込められたそのメッセージはとても重たく、心に響くものがありました。生き抜くことで、生きるために選択を強いられる場面はいくらでもあります。なにかを捨てねばなにかを得られない捨て身の生き方でなければ、もしかしたら本当の願いは叶えられないのかもしれないとも思えました。
がむしゃらに生きる、生きる目標を持つ、生き抜く強さと知恵を持つ。いろいろなメッセージを読み取れる作品だと思いました。
読みやすく、ファンタジーが苦手な方にもすんなりと読めてしまう作品かなぁと思います。