錆色ロボット

作者 東雲メメ

60

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★★★ Excellent!!!

 パソコンもスマホもなく、今ほど技術が発達していなかった時代。子供達はロボットに憧れ、多くの者が大人になってもなお、その「夢」を追い続けていた。
 だが、時を重ね技術が進歩した今――「巨大な人型ロボット」という存在は実現し得ないという、非情な結論に辿り着いてしまった。かつて「夢」に希望を見出していた者達は、その「夢」によって打ちのめされてしまったのである。
 ――だが。「夢」が持つ昂ぶりはまだ、止まってはいなかった。これから、まだずっと先の未来を生きていく少年は、確かに……あの日の時代と変わらない、「夢」を抱いていたのである。

 これは「ロボット」と「夢」を巡る、少年と老人の小さなお話。

★★ Very Good!!

子供の頃抱いていたロボットへの夢。
でも、実際大人になって考えてみると、どれもが非現実的で。流行りも廃れればロボットへの希望も……。
現実に持ち込もうとすると、非現実的という言葉が全てを破壊する。残ったものは……。

短い中できれいにまとまっていたとおもいます。
少年とドクのこれからに希望溢れる未来があることを願います。

★★ Very Good!!

今私達が見ている夢……それが果たしてそのまま形になるのか、といえばそうではない
ロボットもまたその一つであり、二足歩行の有人機は現実的ではないという

私はそんな現実を悲しく思う反面、こういった少年が現れないかと心の底では思っているのかもしれません。

少年心をくすぐられる物語の序章。まさにそう言った短編でございました
これはRebootも楽しみですね!

★★ Very Good!!


何かほんの少しのきっかけで時代は変わるということを感じさせてくれる。

アニメ版パトレ○バーの世界が現実になり、そのあとで実写版パトレ○バーの時代が訪れた時、きっと大田区とかの町工場では、こういったやり取りが行われてるんだろうなぁ……。

と、想像しながら読みました。

7年後の話も読んでいくことにします!

★★ Very Good!!

夢を実現させることの難しさとロボット愛。2つの共感できるテーマが詰め込まれていて良かったです。

工場のドクのロボット以外、この作品内で語られている事はほぼ現実の状況だもんなぁ・・・私もリアルロボット憧れますよ。この閉鎖される町工場で語り合う老人と少年という、現実味のある状況で繰り広げられる会話の中に溢れる哀愁感、気に入りました。

★★★ Excellent!!!

人型ロボット、このジャンルにつきまとうあれやこれやのいろんな事柄。普通は、その理論を覆すためにいろんな設定をつけるのだけど、この小説はそういった論理があることをしっかりと受け止めている。懐かしき郷愁、輝いていたあの頃、錆び付いてしまった今。そんな雰囲気さえ感じさせるロボットへの愛と哀しみが、過不足なくすっきりと書かれています。一読の価値ありです。

★★★ Excellent!!!

たった一話で、これだけの文字量でここまでの情景を表現出来るのかと、勉強になりました。
「憧れ」を「現実」に昇華させる困難さ、それを大人になってから突き付けられたことが、「錆色」に染まってしまったロボットと対比させられており、風景と併せドクの心情もありありと感じられました。
それでも、想いは必ず後の世代に受け継がれていくのだという希望も感じられる、どこか暖かな一風景でした。

★★ Very Good!!

ここから続きの話が読みたくなるな、と感じられるようなお話でした。個人的にはロボットのパイロットの上下移動の問題など、実際にロボットを作るのならもう少し踏み込んで何かアイディアや解決策の模索などが欲しいなと感じました。完全に私の好みなので聞き流してやってください。

★★ Very Good!!

分かる、分かります。幼い頃はロボットに乗ってみたーいと思うけど、実際にやろうとすると上下の揺れが激しいわ燃費は悪いわ安全性が保てないわで色々と苦慮するんですよねぇー。なので、無人機とかソッチの方が圧倒的に現実的なんですよねぇ。
今後、この少年がどのようなロボットを生み出してくれるのかが楽しみです。

★★ Very Good!!

>派手なトリコロールカラーのパーカーやお洒落な長ズボン
(本文から引用)

ストーリーは夢を語るものであって動きはほとんどないのですが、
非常に脳裏に焼き付くような「色を意識した文章」を書かれているなぁと思いました。
最初に「緑色ロボット」と読み間違えてしまったのも何かの縁でしょうかΣ(`L_` )