ジャンル「くっ殺」

腹抱えて笑いながら読みました。

重厚なハイファンタジーを思わせる文章でありながら、やっていることは女騎士とオークのすったもんだ。
ギャップを狙って書いたものなのでしょうけど、いやー、まんまと術中にハマってしまいました。

『女騎士のためのオークマニュアル』
という古文書(単なるエロ本)を巡る、古式ゆかしい生娘たちの勘違い。
無知な箱入り娘はそれを読んでオークとの性行為に憧れてしまうという、出だしからどんだけこじらせてんだよこいつらは!

オークに捕まった女性騎士、それを救いに向かう女性騎士団長と、女性魔術師。
いずれもオークに対する歪んだ認識と願望を秘めており、各自の行動をザッピング形式でそれぞれ読み進めるのが、心の底から面白いです。

一体どんな展開が待っているのか、皆さんも読んで、確かめましょう。

個人的に、魔術師ちゃんの持つ『杖』が卑猥すぎてお気に入りです(杖かよ!)。

その他のおすすめレビュー

織田崇滉さんの他のおすすめレビュー416