概要
ちょっとだけ怖い短編・中編集です
三歳の息子がスケッチブックに何か描いていた。
「何描いてるの?」「ぐるぐる」
確かに黒いクレヨンでずっとぐるぐるしている。
「それなに?」「やみのぐるぐる」
そう言って顔を上げた息子の両目には眼球がなく闇がぐるぐると渦巻いていた――
*別名で他サイトに投稿した短編を加筆修正し投稿
「何描いてるの?」「ぐるぐる」
確かに黒いクレヨンでずっとぐるぐるしている。
「それなに?」「やみのぐるぐる」
そう言って顔を上げた息子の両目には眼球がなく闇がぐるぐると渦巻いていた――
*別名で他サイトに投稿した短編を加筆修正し投稿