読み始めてすぐに不気味な雰囲気の虜になりました。最初から怖いです。何か起きるぞ…ヤバいぞ…って言うのを、文章からバシバシ感じます。文章がとてもお上手で読みやすく、作品の雰囲気や台詞のトーンがすごく伝わってきます!
昔住んでいた家のベランダに二羽の鳩がしょっちゅうやってきました。放っておいたら、室外機の下に巣を作り、卵を産み、子育てまでしていたことがあります。それだけで特に悪さをするでも執拗に餌を求めるわけでもなかったので、小鳥たちが巣立つまで干渉しないようにしていました。「鳩」という話を読んで、この判断は正解だったのかもしれないな…と思いました😨このように、恐怖を身近に感じられる短編集です!