根本的な恐怖

メディアアートによる殺人の肯定、というアイデアは非常に面白いし、主人公が対峙する立場からあっという間に鞍替えしてしまうのも、興味深い。


ただし、治安上の観点から見れば、作中のSCAMという団体及び組織はどう考えてもテロリスト集団であって、この世界では市街地戦が人知れず開始されているのだろうと思う。

つまるところ現実世界で、組織犯罪が浸透しているのと一緒で、掩蔽された暴力にどう向き合うか、絡み取られるのを防ぐのがいかに難しいか、ということが勉強できるテキストだと思います。

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