退廃的な街に響く ピアノの余韻。

他の作品の ハッピートーンの 昼の雰囲気も 大好きですが
光がわずかに差し込むような 夜の物語も また素敵です。

砂の街と 雨の街、その境界にあるバー「蝶」
ピアノ弾きの 柊真が 奏でる音は
やさしい雨音のようなのだろうか。
指先に、背中に、色気が滲み出てる 予感。

遊月さんの選んだ 言葉ひとつひとつに
浸っていたくて、いつまでも 余韻に酔っていたかった。
終わってほしくなかった。

叶哉 睡羽、柊真、小蝶、霞月。
それぞれに 思い入れがあって
またいつか その先を、その奥を 知りたいと願います。