まさかデリヘルの純愛小説が読めるとは

現代に疲れ切った大人たちの、癒しと救いを求める物語。

デリヘル、ドラッグ、セックス。
バイオレンスがないのは、作者様が女性ゆえでしょうか。
完全に大人向けの一般書籍ですが、描写は飽くまで淡々としており、苦手な人でも嫌悪感を抱かずに読める文体になっています。

そんな中、途中でバイクのうんちくを語る場面だけ妙に饒舌になるのですが(笑)、まぁそこはご趣味なのでしょう。
水商売は賤業と言われますが、ヨゴレにはヨゴレの生き様があり、確かに人が息づいている。
そんな夜の街に一筋の光を照らした作品です。

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