最恐のヤンデレ娘を制御できるのは、最高の柔術使い――。

 プロローグ――。短い文章で、ヒロインが狂気に満ちていることをこれでもかと見せつける。引き付け方がうまいと素直に感心。
 そして期待を表すような緊張感を抱きつつ第一話から読んでいくと……。
 ヒロイン怖えええええええええええっ! 本気で主人公を殺しにかかるとか、病み過ぎっ! しかしそれがこの作品の肝であり、そんなヒロインの愛(らしいです)をうまくあしらう主人公の淡然とした立ち振る舞いもまた素敵(●´ω`●)

 読み始める前は、ヒロインが一方的に主人公のことが好きなのかな、と思っていましたがそうでなく、両想いということが分かってなんだかほっこりしちゃいました。過去の出会いの話も最高っ。
 
 多くの読者に評価されるのも納得の、中編としてうまくまとまった傑作だと思います。皆さまも是非、『カクヨム』最恐のヤンデレ娘を御賞味あれっ!

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