で、ここまで細かい設定やプロットって必要なの?
ここまで配分方法やら地図の描き方など色々と見て来ておいてなんですが。
私の信条では「必要だからやらなきゃ」と自分でならない限り、無理に設定しておく必要はないと考えています。
ずばり、
【プロットも設定も、本文を書いていて不都合がないのなら必要ないのです!!】
そんな補助輪がなくても素晴らしい作品を仕上げられる人はいますし、細かく決め過ぎない方が使い勝手が良い人も居れば、自由な発想こそを武器とするだとか勢いを命とするだとか。
人によって創作方法は違っていて、それで良いのです。自分の源泉と衝動と、好みと。実際にやりやすい方法と、そのための補助ツール。それら全てが一致する人間なんて居ないのですから。
では何故ここまで解説し、実際創作前にプロット等つくっておくのかと問われれば……。
私が忘れるし怠けるからです。
計画をたてて%で割り振っておかないと、すぐ文章量が肥大するし。
俯瞰して全体を把握できるようにしておかないと、書いている途中で不安になって悩み、出口のない迷路で彷徨いだすし。
一度決めた設定を別途まとめておかなければ、いちいち本文を遡って確認し間違えないよう気をつかって疲弊してしまうし。
と何度かやらかした結果、ダメだ自分の手綱を持とう。
求める物語を描き切るには設定はきちんと出しておこう、などなど。
”執筆の手をいちいち止めないために”しておかねばならない準備が自分都合で増えただけという話であったのです。
ただ確立させるまでは「あーでもないこーでもない」と悩み続け、プロットってなんだとかテーマってなんだとか苦しんだので、そんな誰かの参考になればと思ってまとめた意味もありました。
なので「こんな細かいことしないといけないのか」という問いには「しなくても大丈夫!」「使えそうな所だけ取って自分なりにベストの方法をつくって下さいね!」という感じになっております。
各々、自分にあった創作方法を求めて好奇心のおもむくままに試行錯誤していきましょう。
この「物語のすすめ」が、そんな作家さんたちの助けや参考になれば幸いです。それでは、皆さんも良き創作ライフを!!
物語のすすめ 草詩 @sousinagi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます