古き良きSFの血脈

労働ロボットが哲学的思索にふけり共産主義者よろしく労働ストを始めるのをおなじロボットである主人公がどうにか元の状態に戻そうとする受難もの。
主人公のいじましさ、使命への愚直さ、会話のユーモラスさ。とてもよいです。ラストもユーモアにみちてよいですね。
あまりに深刻にしすぎると救いもないですし。
アシモフの時代から、ロボットというのは人間の戯画化でもあるわけで、こういうユーモラスな特殊効果を出すには向いた小道具です。

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