原初の意志—テウルギア—

霊的存在を降ろして対話することを可能とした機器『テウルギア』。
その『テウルギア』を利用してある人物が魔導書の中に存在する霊的存在を呼び起こし、世界を混乱の渦に陥れた。
そして、同時に『テウルギア』を利用して敵と戦う技術が確立された。その技術を行使する者達を騎士と呼ぶ。
世界の混乱から十年がたったある日。研究者である威剣絢斗は同じく研究者である父の手伝いで妹の絢香と共にテウルギア技術の研究を主とする人工都市【アマテラス】に訪れる。
一方、【アマテラス】にある私立降神騎士学園に通う弓鶴紗那は街に現れた敵なる者【グリモアンデット】を討伐するために現場に向かっていた。
この二人が出会い、お互いが急激に成長するまでの三日間が幕を開ける。