小さく壮大な冒険譚が始まる!

 物語の中に、語部と聞き手が現れ、ある少女と語部の冒険譚が語られていく。
 読みやすい文章で、多くの謎を感じさせながら進む話は、物語中の聞き手と同期するように聞き入ってしまい、夜から読書を始めれば、朝焼けまで読みふけってしまうかもしれない。
 ファクタジーとメルヘンの間にありながら、まるでSFのようなオチまで用意された大人向けの幻想物語だ。
 第一夜の最後であなたも衝撃を受けるかもしれない。

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