血塗れで、酷い焦燥感で喉からからで…緑溢れた田舎の集落なのに、昼間に戦ってる最中、とても乾いた空気を感じました(いや、読んでる最中のことですが…)。爺の背中に涙…。ついていく孫に涙…。
人が死ぬと留人(るじん)と呼ばれるゾンビになり人を襲う。その様な世界観の中、とある限界集落で送り人として二度目の眠りを死者に与える主人公恐山。普通のゾンビものは一風違った設定に興味を惹かれ、本作…続きを読む
死後、ゾンビ化するのが日常と化した世界で起こった非日常。その正体は、ゾンビという「災害」だった。ここまでならば、失礼ながら「よくある」舞台ではあるのです。しかし「限界集落」という状況を持って…続きを読む
タイトルと、シンプル極まりないキャッチコピーから、B級ゾンビパニック映画的なものを想像していたら、まずは地に足のついた終末世界からの描写が始まって、これは「アタリ」だと思いました。 冒頭は、一見…続きを読む
オブ・ザ・デッドというタイトルの時点で読者が「ああ、なるほどゾンビものなのね」という前提で読み進めてしまうところを逆手にとって、ところどころで「あれ?」っと思わせながら、独特な世界設定に引き込んでい…続きを読む
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