これを笑い飛ばせなかったら反省しましょう

流行りの「小説」への鬱憤を、軽妙な風刺小説へと昇華させた逸品。

姫様と大臣の掛け合いは終始テンポよく、台詞の一つひとつにニヤリとさせられ、読んでいて飽きません。勢いを殺さないオチも秀逸。

「小説」の数ある問題点を見抜く観察眼と、それらを整理して読者に叩きつける構成力も見事だと思います。

これから異世界ものを書く、あるいは書いた人にぜひ読んでもらいたい作品です。

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