晴見 紘衣(はるみ ひろえ)です。 影のあるハッピーエンド、光のあるアンハッピーエンドが好きです。 『白矢の雨』短編の代表作 名刺代わりの一作。日本昔話の…
ひっそりと、そして物寂しい海を泳いでいるような、美しい小説でした。繊細でしっとりとした女性の描写が素晴らしかったです。
海に殺された情念がぽとりぽとりと水滴を落とし、主人公を巻き込み交差していく。人魚という比喩を超えた表現力が素晴らしく、短編ならではの引き手が強い。それなのに、つかみどころのない美しい作風はこの作…続きを読む
美しく、情緒に訴えかけてくる文章が印象的なお話でした。直接的に表現するのではなく、人魚という比喩を使って登場人物たちの心情を表現する手法はお見事としか言いようがありません。 このような作品が厭わ…続きを読む
綺麗な様で、綺麗ではない。おぞましい人間のお話でした。文章もすらすらと進められるくらいに読みやすく、オチもきっちりと情感のある物に仕上がっていて、ホラーテイストと恋愛が上手く混ざり合っています。
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