色彩豊かな「地球上」色の幻術「イリュージョン」

王道ミステリーとは一線を画した物語でした。最初は学園ものかな、と思いながら読みました。タイトルがユニークだな、登場人物の名前がユニークだな、と思っていたら全て工夫を凝らしていたんですね。ラストの幕切れに余韻が欲しかったですが、色彩心理学や絵画の知識をふんだんに盛り込んだ作品でした。難解な表現もなく文章も読みやすいです。「工事現場」よりも「高次元な」色彩「コーディネーター」読むと楽しい「ご機嫌な」作品でした。面白かったです。

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