尾八原ジュージ

江戸時代。大店の跡取り娘の綾乃お嬢様は、花見に猫の小夜を連れて行きたいと言い出すが── KAC2022参加作品です。 第9回目お題：猫の手を借りた結果

卒業制作でサメ映画を作ろうとした映画サークル。しかし新型ウイルス感染症によってスケジュールが大幅に狂ってしまう。さらに出来上がったサメの作り物は、どうみても人食いザメに見えないヘ…

『困っている人、猫の手、貸します』 そんなチラシが郵便受けの中に入っていて、猫の手も借りたいほどに忙しかった私は猫を借りることにした。

　トップランナーとして世界を牽引する最塔超科学研究所に所属する私は、ひょんなことから乙女ゲームにドはまりし、そこから着想を得て、女性に心地よいコミュニケーションが可能な人工知能・…

都会から来た青年とイケメン神様のロマンスです。 KAC20228　お題「私だけのヒーロー」

怪獣と化した僕に立ち向かうのは、巨大ヒーローとなった友だった。

英雄と呼ばれる将軍とその妻のある夜のやり取り。 KAC2022参加作品です。 第8回目お題：私だけのヒーロー ※「ヒーロー」を「英雄」と解釈しました。

頭蓋骨持ってるロボの話です

KAC８回目お題「私だけのヒーロー」に寄せて書きました。闇の中華ブロマンスです。

　緋色くんは、私の初恋だった。すくなくとも自覚している限りでは。 　明確にそれが恋だと気付いたのは、小学校低学年がもうすぐ終わりを迎えようとしている頃だった。そのある一時期、決し…

学校、行きたくないなあ。幼稚園の方が良かったな。

失業保険で糊口をしのぐ俺の家に、アルマンコブハサミムシが妹の薬代を得るため強盗にやってくる。アルマンコブハサミムシに同情した俺は助力を申し出て、ツナ缶工場の襲撃を決めたのであった…

中途採用先の会社で僕は、社内対抗お笑いグランプリに出ることになった。 このイベントで優勝した部署が、この先一年、仕事でのアドバンテージを握るのだという。……んなアホな！ KAC…

小さな恋の物語。 KAC20227参加作品　お題：出会いと別れ

セブンプレミアム　生きた乳酸菌が入ったアイス プレーンヨーグルト味とはかつてセブンイレブンで販売されていた生きた乳酸菌が入ったアイス プレーンヨーグルト味のことである。

湖で子どもを助けた俺を襲ったのは、バカでっかい怪物だった。その後、俺と怪物は再会することとなる。

Good Mellows For Moonlight Rendezvous　橋本徹 監修　に収録のHold On To It ＜Jonny Nash Remix＞／Benjami…

入社したのはブラック企業だった。地獄の研修の初日を絶望して終えた私に、脱走計画を持ち掛ける同期が現れる。 KAC2022参加作品です。 第7回目お題：出会いと別れ

身を焦がすほどの私の愛。 今朝もそれは彼女のために。 幸せな恋がありますように。 ※KAC2022参加作品です。 お題：出会いと別れ

セレクトショップで、とても素敵なワンピースを見つけた。

嘘つきの僕と、もうすぐいなくなる彼女。 互いの顔を知らないまま、空き教室の机の上で、交換日記が始まった。

梅中里犬彦は、割きの技術を習得するため日々腕を磨く鰻職人だ。犬彦は恋人である天上院パア子と共に映画を観た帰り、最悪の生物兵器バーニングバードに襲われるのであった。

たんに、マスク越しのキスNTR的な何かをやりたかっただけです。 KAC20226　お題「焼き鳥が登場する物語」

「焼き鳥……物語……」とつぶやく俺に、同居人のエルフが魔法で物語上の鳥を出してきた。……焼いちゃダメ！！

真鶴良太という無名役者の名が世間に知れ渡った理由とは――

少女探偵 名瀬園 子妙《なぜその こたえ》が参加したパーティーは、 惨劇の密室殺戮パーティーの会場と化した。 邪悪なるトリックにて今まさに殺されんとする100人の参加者、 この恐…

　私の活動している創作サイトで、最近盛り上がっている企画がある。そのサイトの六周年を記念して、数日に一回、約一か月の間、出題されたテーマに沿ってショートショートや掌編小説を書く、…

明治26年。水害に見舞われたとある寒村の共同墓地に、まるで昨日か一昨日に葬られたような遺骸が横たわっていた。その名も、田原総一朗。わずか数え十歳で葬られることとなった総一朗は、岡…

鶏舎で誕生した、恐ろしいヒナのお話。恐怖は十数年の時を経て、男に襲いかかる。

　真面目ないい子のフリをして生きる不器用な『ぼく』には、最近気になる女の子がいる。 　隣のクラスの猫見原さん。彼女はどうして、いつも誰かから叱られているんだだろう——。 【お題…

　不老不死ーー太古から続く人間の夢を追い求めて、その血を啜れば不老不死になれるというフェニックスの居場所をとうとう探り当てた老冒険者、コシィテェーゼ・カン・セツモ。 　だが、フェ…

夫婦の絆を深めるのは、ちょっとしたことの積み重ねだというお話

怪異と契約して、八十八歳で死ぬとされていた爺さんが 八十六歳で死んだ。

資源や食料の不足が深刻化した近未来、口減らしのために人は88歳になると食料の配給を止められるようになった。そして世の中には「姥捨て」が横行しだす。 KAC20225参加作品　お題…

パー……プー…… KAC20225　お題「88歳」

因縁土着祖村に封印されていた妖怪がとうとう目覚め、そして叫んだ。 「うら若き乙女の生贄を出せ」 そんな妖怪に捧げられた生贄の話。

人間は、社会構成員として、合理的思考のもと合理的判断を行える存在であることを求められている。 様々な事情を総合考慮した結果、一切の例外なく八十八歳で人生を終了させることが法律とし…

今年で88歳を迎えた祖父は「俺は白と縁がある」と言った。

　私、何歳だ、と思う。 　という彼女の問いに、僕が八歳と答えた結果が、さきほどの言葉だ。つまりその言葉が確かならば、彼女は八十八歳、という年齢になる。八十八。その数字の、奇妙な符…

⚠　R15です　⚠ 幽王・宮涅（きゅうでつ）の后となった笑わない美女・褒姒（ほうじ）。 彼女は何に笑ったか？ そして、「どう考えてもジャンルは〖歴史・時代・伝記〗だろ」な、この話…

KAC20225お題「88歳」　享年88歳の彼の最後の時間 因みに2022年は彼の生誕140周年アニバーサリー

まだ88歳なんだから見逃してあげなよ

母が入院した、と姉から電話で聞かされた。

なにか願いを託して★や応援を投げ入れると、願いが叶うと言われています。

高次存在である螟ｪ驛�はとある悩みを抱えていた。そこに親しい交友関係地を有するŃü噶ôĘが領域干渉して直接やってきたため、螟ｪ驛�はその悩みを相談することにする。

サメなのに地を這い火を噴くB級シャークを討伐する「サメ狩り隊」。その一員である葦切凪義は、サメに家族を殺された十七歳の少年である。悲壮な決意を胸に戦う凪義には、誰にも明かせぬ秘密…