こんにちは、結愛りりすです。
現在見つかっている世界最古の紙は紀元前150年頃に書かれた「放馬灘ほうばたん紙し」とされています。
史書として初めて登場するのは、「後漢書」において、105年に蔡倫が作った紙を和帝に献上したという記述からです。
つまり蔡倫は紙の発明者ではなく、製造法を確立した人だろうと考えられています。
それまでの記述は木簡、パピルス紙や羊皮紙にされていました。
紙が普及し始めるのはアラビアで8世紀頃、エジプトで10世紀頃と考えられています。
中国では原料として大麻や苧麻ちょまなどの麻の繊維が用いられましたが、西洋では亜麻が原料として使われていました。
亜麻は中央アジアおよびアラビア原産の一年生植物で、直径約2mm、高さ1mほどにまで成長します。
この亜麻から亜麻布リネンを作るのですが、そのボロ切れを紙の材料としていました。
アルファーン帝国は中央〜西アジア風気候を想定しているので、亜麻が大量に栽培されているという設定にしています。
なので亜麻紙が比較的豊富に流通しています。