• 異世界ファンタジー

「風塵の碑」第29話のあとがきのようなもの

こんにちは、結愛りりすです。

 櫛の歴史は非常に古く、外国では古代エジプトから、日本でも縄文時代からありました。

 櫛は今でこそ髪を梳かすという美容用品というイメージが強いですが、かつては虱や蚤を駆除するための衛生用品という側面がありました。

 昔から体についた虫を落とすために使っていたのかもしれませんね。

 ちなみに石鹸の歴史は紀元前3000年頃の古代ローマの頃です。またそれとは別にメソポタミア文明でも石鹸が作られていたようです。

 当時は動物性脂を使っていたので非常に臭いの強いものでした。

 オリーブオイルと海藻灰を用いた石鹸が作られ始めたのは12世紀に入ってからです。

 ちなみに本文ではミチャが「木の実から取れる油」と言っているのでこれを指しています。

 ちょっと時代が早いですが、まぁ許してもらいましょう。

 なお、一般家庭に石鹸が普及するようになるには、アルカリの大量生産が出来るようになった18世紀の産業革命を待たねばなりません。

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