アッガ・ウクルキ大尉は、ハイハープの戦いで、雄介に付いた3個中隊の内の一つ、C中隊の中隊長を務めます。
C中隊は、ロームボルド連隊から抽出された中隊で、猪突猛進にして駿足が自慢の機動騎兵です。
機動騎兵は、重装甲騎兵の装甲を外し、とにかく駿足に特化した中隊です。
戦場では、迂回、包囲、突破を単独で行う事が多く、指揮官には頭脳と度胸の両面が求められます。
それ故に、戦闘時の損耗も激しく、貴族出身者はあまり好まない部隊編成です。
しかし、下級貴族出身のウクルキ大尉は、逆に名誉なことと感じています。
そんな生き方を好む人物ですから、人生観はサバサバとしていて、もうすぐ30歳を目前とした年齢ながら、結婚には興味がなく、彼の情熱は軍隊に注がれていました。
卑怯な事が大嫌いで、情に熱く、B中隊長のノアンカ大尉と性格は近いものがあります。
このような指揮官ですから、兵士からの人気は高く、本人が認識していないだけで「カリスマ中隊長」のようです。
「自称「未来人」の彼女は、この時代を指して「戦前」と呼称した」 ↓
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