上野文

　幸せだから、不安になる。 　愛しているから、恐れる。 　満ち足りているから、欠ける。 　恋人と過ごす穏やかな生活を縦糸に、だからこそという心の陥穽を横糸に描かれた、心騒ぐ恋物語…続きを読む

主人公の相沢君がキッチンカーで商売を始めるも、思うようにならなかった。その時、予期せぬ助っ人が……。 誰もが苦しむ時はある。 その時優しく微笑みかけてくれるかんばせは実に魅力的で…続きを読む

アナログゲームへの愛情と、斬新な発想がこれでもかと物語を彩ります。
圧倒されました。

　テンプレートを上手く昇華されたコメディで、つい笑ってしまいます。

　そこ踏んだら駄目＞▽＜
　と思わず絶叫しそうになる恋愛？　小説です。
　見えている危険、着火しそうになる爆弾、その危うさはまるでホラー？
　ハラハラしたい方にもお勧めです。

　ラブレターの先に待っていた告白は、「嫌い」でした。 　登場人物の誰もが失敗したり、ドッタンバッタン大騒ぎしているのですが、どこか愛らしく好感が持てます。愛らしい日常は如何ですか―…続きを読む

　人類を脅かす謎の黒い霧と対峙する冒険譚です。
　魔物との手に汗にぎるバトルなど、強い熱を感じられる物語です！

　主人公のおっさんがひょんなことから非日常に巻き込まれて――。
　どこまでも日常的なおっさんの心理描写に癒されます。

　聖人というには木訥で、気のいい人々が生きた軌跡を静かに熱をもって描かれています。

　千姫事件で知る人ぞ知る武将、坂崎直盛にスポットライトを当てた小説です。決して賢い生き方ではない、しかし、純粋な――愚かと呼ばれる輝きに胸を打たれます。

　とっぴな設定に驚きましたが、最後まで読んで優しい気持ちになりました。主人公とグレイの交流に胸をうたれます。

インパクトのある展開と手に汗握るアクションシーンも素晴らしいですが、本作の魅力は登場人物たちのしぶとさにあると思います。暗闇の中で諦めない主人公、彩葉ちゃんをはじめとするキャラクタ…続きを読む

　本作は複数人の日記によって構成される、幼い王様と臣下たちのの航海記録です。が、一癖も二癖もある執筆者たちによって、航海の日々は笑いあり涙あり、なによりも絆のような優しいオモイに満…続きを読む

　いきいきとしたキャラクターたちが織り成す、緩急のついた心震える物語です。