津軽玉子

まず、ただの通りすがりの身でありながら、私的な事情混じりの感想となってしまうことをお詫び申し上げます。 早速ですが、これまでの経験と佑理の状況に少なからず重なる部分があり、最後ま…続きを読む

こういう言い方が好ましいのかどうか分かりませんが、ある意味で〇ンジャマ〇ミーを彷彿とさせる、バイオレンスナナコ。 九話時点ではまだまだ分からない事が多いものの、それゆえ今後がとて…続きを読む

きっと語り尽くせないので、せめてこの言葉を。

　18話までを踏まえた感想となります。 　本文中の言葉を借りるならば、“生臭い稼業”に身をやつす“うら若き、存在自体がきらきらと輝く代わりに、背景をセピア色に褪せさせてしまう特技…続きを読む

　ひとまず11話までを踏まえた感想となります。 　数多の優しい言葉に綴られた世界、丁寧に配置された伏線、そして息をもつかせぬ夜毎のチェイス――どこまでも心地好く、時間を忘れて読み…続きを読む

　「Departure」の節まで拝聴いたしました。ええ、拝読ではありません。 　まず、リアリティがすごいです。 　エミやレイヤの等身大のモノローグそれ自体はもちろん、彼女らの視点…続きを読む

　「卒業式のあとの卒業式」まで拝読しました。 　まず、私事で恐縮ですがHNの兼ね合いで最初のエピソードに妙な思い入れを抱きながら読んでしまいました。玉子……。 　と、それはとも…続きを読む

※1−14までを踏まえた内容となります。 　不思議な兎に誘われ、数多ある世界を知り、なんらかの答えを求めて旅に出る。 　……と、厳密には違うと思いますがそれを承知で、あえて冒頭…続きを読む

　フラッグレースまで読了。 　こういった例え方が適切なのか分かりませんが、まるで緻密なコンテと動画枚数に裏打ちされたアニメ映画を観ているようでした。 　落ち着いた文章で丁寧に綴…続きを読む

　王道の展開ながらも先が気にならずにはいられない、映像的な描写で綴られた骨の太い狩人の軌跡です。 　主人公のツカサは人柄も戦いぶりも気持ち良く、それゆえの危うさも含めて好感が持て…続きを読む

　未だ途中までしか拝読していませんが、丁寧かつ非常に読みやすい文章で描かれる主人公クロヴィスの視点は没入感があり、時間を忘れてスイスイ読めてしまうのにも関わらず、共感を伴ってしっか…続きを読む

　神域と定義される、八百万の神々の寝所。 　とある因果に導かれて、その神域を管理する事になった男性の、少し危うく、ほんのり切ないスローライフが描かれます。 　我々が住む現世とは明…続きを読む

　誰もが知る、もはや伝統的とさえ言える現代生まれの怪奇現象、そしてその陰に潜む脅威との戦いが描かれています。 　ひとつひとつの要素を高密度にしようという熱意が全編から感じられ、じ…続きを読む

　腰を据えて描かれる死の螺旋。 　それを仕組んだと思しき死神かんなに翻弄されながらも足掻く主人公海景の過ごす日々が克明に描かれています。 　不本意にも最初に手を下す羽目になった人…続きを読む

　水という普遍的なものを、独自の捉え方と切り口で流れるように描いた作品です。 　それは主人公ユリウスの天賦と性質のみならず、彼を取り巻く人間模様や出来事においても同様で、受け手に対…続きを読む

　現代ダンジョンものとして、妥当性のある設定ひとつひとつをモノローグの中に巧みに織り交ぜており、場面毎の解像度が高く、それでいてクドさがない。 　心理描写と状況説明のバランス感覚に…続きを読む

　彼の活躍を通じて描かれる世界は一見すると優しげながら、読み進めるほどビターな味わい。 　仕事柄、散りゆく者達を看取る機会が多い、けれどそれを引きずる事なく淡々と次へ移る、ハードボ…続きを読む