水の、ものがたり

 水という普遍的なものを、独自の捉え方と切り口で流れるように描いた作品です。
 それは主人公ユリウスの天賦と性質のみならず、彼を取り巻く人間模様や出来事においても同様で、受け手に対し、常に調和というテーマを問いかけているようにも感じられます。
 様々な物事の二面性を通じて、ユリウスが成長していく様が清々しいですね。

その他のおすすめレビュー

津軽玉子さんの他のおすすめレビュー64