第十四話投稿は明日です。時間帯は未定ですが、いつも通り、7時台、17時台のどちらかに投稿予定です。まずは第十三話をご覧ください。
さて、第十三話では『男の娘ゲーム』が出てきました。これは、すでに存在するかどうか私が何も調べずに出したものなので、もしかすると、どこかで誰かが発表しているかもしれません。ただ、細かい部分までは絶対に違うはずなので、誰が何と言おうとそのまま行きます。
このように、既存のものかを調べずにそのまま書いているケースは、作中では少なからずあり、最序盤の『屁られる』を始めとした、兄妹のやり取りで出てくるギャグ、各同人誌のタイトルがそれに当たります。もちろん、この先も出てきます。完全に被っていたら申し訳ありません。作中で既存のものに言及している時は、ちゃんと分かりやすく描写しているつもりです。
そういう意味では、パロディは全く入れていませんし、もちろん、パクリもありません。前者については、意図せずそれっぽくなってしまった部分はありますが。それこそ、第十三話のヨルンくんに対するアドの反応は、ありのまま起こったことを話したにすぎないので、そのままにしています。
パロディの是非については、ギャグ作品であれば、元ネタを極端にバカにしない上で、入れてもいいと思いますが、そもそもパロディが嫌いな読者もいますし、余程自然に入れなければチープになってしまうため、少なくとも多用しない方が良いとは思います。パロディで笑える場面ってかなり限られてるんですよね。しかも、その場面に上手いツッコミ役がいないことが多いので、締まらないという二重苦。
さらに、パロディは本来、使用に際して元ネタ作者の許可を得る必要があります。つまり、使用も扱いも難しすぎるので、まさに諸刃の剣というわけです。
『男の娘ゲーム』は『人狼ゲーム』のパロディではないかと思われるかもしれませんが、作中では参考元を紹介した上でアレンジもされているため、どちらかと言うと、ジャンルを昇華したオマージュだと考えています。
オマージュと言えば、本作品そのものがそれに当たります。本作品は、異世界転生、人外転生の、特定作品に限らないオマージュと言えます。もちろん、単に同ジャンルとも言えます。兄妹触手転生を執筆しようと思った時に、触手転生作品や兄妹転生作品がすでに存在するのは調べて分かっていましたが、兄妹が一つの触手に転生するのは存在しなかったので、そのまま公開しました。仮に存在したとしても、テーマや内容、面白さはまるっきり異なるもののはずなので、同ジャンル扱いとして、やはり変わらず公開していたかもしれません。
いずれにしても、私は自分自身で『こういう作品があったら良いなぁ』というものを完全オリジナルで形にしているにすぎません。それが皆様の共感を得られたり、面白い、続きが気になると思ったりしていただけるのであれば幸いです。